不動産投資について調べていると、「融資を使って一気に規模を拡大した」「数年で何十室まで増やした」「家賃年収○千万円を達成した」といった話を目にすることがあります。
そうした成功事例を見ると、「自分ももっと早く増やさなければ」と焦ることもあるかもしれません。
私は2020年に280万円の中古区分マンションを購入し、不動産投資を始めました。
その後、一戸ずつ買い増し、現在は中古区分マンションを5室所有しています。
しかし、私は最短距離で規模を拡大してきたわけではありません。
むしろ、できるだけリスクを抑え、自分や家族との時間を残しながら、地道に積み上げていくことを大切にしてきました。
では、なぜそのような投資スタイルになったのか。
今回はAIとの対談形式で、物件の選び方や利回りではなく、その根底にある「不動産投資に対する考え方・マインドセット」について掘り下げてみます。
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この記事でわかる結論
不動産投資で大切なのは、他人の成功に焦って自分のペースを崩すのではなく、自分が何のために投資するのかという軸を持つことです。
私は中古区分マンションを5室まで増やしてきましたが、収益を最大化することよりも、家族や自分の時間、お金、そして判断力に「余白」を残すことを大切にしています。
ただし、慎重になることと挑戦しないことは別です。
まずは1件でも挑戦する。挑戦しなければ次の扉は開かない。
そのうえで外野の言葉に惑わされず、自分の軸で続けていく。これが、現在の私が不動産投資で大切にしている考え方です。
私にとって「不動産投資で成功した」とは?
AI:現在、中古区分マンションを5室所有しています。まず一番根本的なところから聞かせてください。
SKさんにとって「不動産投資で成功した」とは、最終的にどんな状態でしょうか?
SK:当初からの目標は、60歳までに月50万円のキャッシュフローを作ることです。
ただ、それを達成したからといって「成功した!」という実感がずっと続くとは思っていません。
これまでの人生でも、自分なりにさまざまなことを達成してきました。
その瞬間は確かにうれしいし、幸せです。
でも時間が経つと、それが日常になります。
そして、また新しい課題が見えてくる。
だから今は、何か一つを達成すれば人生が完成する、とはあまり考えていません。
収益を最大化するより、人生の選択肢を増やしたい
AI:それなら月50万円のキャッシュフローという目標は、「幸せになるための最終ゴール」というより、人生の選択肢を増やすための一つの目安なのでしょうか?
月50万円を達成したあとも、次は100万円、200万円と際限なく収益を追っていきたいですか?
SK:私は、すべてにおいてバランスよく進めたいと思っています。
だから月50万円を達成したあとに、「次はもっと収益を!」と、収益だけを追い続けたいわけではありません。
お金や資産を増やすこと自体が最終目的というより、人生の選択肢を増やしたいんです。
ある程度の収入や資産があれば、無理に仕事を増やす必要もなくなるし、やりたくないことを断るという選択もできます。
その分、家族や友人と過ごしたり、自分の好きなことをしたりする時間に比重を置きたい。
私にとっては、収益だけが増えて時間がなくなるより、お金・仕事・家族・友人・自分の時間がバランスよく存在している状態の方が理想に近いです。
資産拡大のスピードより、自分が安心して続けられる方法を選ぶ
AI:不動産投資の世界では、「早く規模を拡大した方がいい」「融資を使って一気に戸数を増やす」という考え方もあります。
なぜ一戸ずつ増やすやり方を続けているのでしょうか?
SK:資産を一気に拡大したいのであれば、ローンを組んでレバレッジをかける方法が効率的だと思います。
ただ、私の場合はそこを最優先にはしていません。
できるだけリスクを排除した状態で、地道に積み増していきたい。
これは投資理論というより、私自身の性格に起因する部分も大きいのかもしれません。
資産が増えるスピードが多少遅くなったとしても、自分が安心して続けられる方法を選びたいんです。
現金購入とローンについての私の考え方は、こちらの記事でも詳しく書いています。
👉 不動産投資は現金とローンどちらがいい?実際に現金で5室購入した大家の考え方
他人の成功を羨ましいと思っても、他人軸では投資しない
AI:では、他の投資家が、「融資を使って一気に10室、20室と増やした」「家賃年収○千万円になった」という話を見ても焦りませんか?
SK:焦りはないですね。ただ、羨ましいと思うことはあります。
他の人が一気に規模を拡大しているのを見ると、「自分ももう少しリスクを取って拡大してみようか」という気持ちが芽生えないわけではありません。
でも、それを理由に自分の投資方針を変えてしまったら、他人軸を頼りに生きていることにならないか?とも思うんです。
私ももう若くありません。
いろいろ経験してきたことで、今は以前より「自分は自分」と割り切れるようになりました。
もちろん、あと10歳若ければ違ったかもしれません。
残された時間も違いますし、取れるリスクや失敗したあとに立て直せる時間も違う。
もっと積極的に動いていた可能性はあります。
だから、不動産投資には誰にでも当てはまる一つの正解があるというより、年齢や性格、家族、仕事、許容できるリスクなどによって、その人に合った方法は変わるのだと思います。
お金の余裕がなくなると、判断する余裕までなくなる
AI:逆に、不動産投資を続けるうえで「これは避けたい」と思っていることはありますか?
SK:空室が長く続くのは避けたいですね。
家賃収入を得るために不動産を所有しているのに、長期間収入が入らなければ本末転倒です。
そして、借金の返済に追われるような状態は絶対に嫌です。
私は若い頃、お金を借りて苦労した経験があります。
周囲に迷惑をかけたこともありました。
その経験から感じているのは、単に「お金がないと困る」ということだけではありません。
お金に困ると、自分自身の余裕がなくなります。
そして余裕がなくなると、判断力まで鈍ってくる。
だから私は、資産を最速で増やすことよりも、何か起きたときに対応できる「余白」を残しておきたいんです。
現金を残すことも、無理に借入を増やさないことも、私にとってはそのための手段です。
手元現金を重視する理由については、こちらでも詳しく書いています。
👉 不動産投資で手元現金を残すことが重要だと考える理由|大家の実体験
私が欲しいのは「余白があるのに収入もある状態」
AI:ここまで話を聞くと、SKさんにとって「余白」はかなり重要なキーワードですね。
お金だけではなく、時間についても同じでしょうか?
たとえば収入が増えるとしても、仕事量が増えて家族や自分の時間がほとんどなくなるなら、その収入は欲しいですか?
SK:家族や自分の時間がなくなるのであれば、私はそれ以上の収入を求めません。
私が欲しいのは、忙しく働いた結果として収入が増える状態ではなく、余白があるのに収入もある状態です。
不動産投資も、うまく積み上げていけば、家賃収入を次の資産形成につなげながら、雪だるま式に大きくしていける可能性があります。
だからこそ、自分の時間をすべて使って収入を増やす必要はないと思っています。
「朝起きて、今日何しようかな?」と思える日を残したい
AI:ではSKさんにとって、「余白がある状態」と「忙しすぎる状態」の境界線はどこでしょうか?
SK:考えてみると、朝起きたときに「今日、何しようかな?」と考えられる日があるかどうか。これが私にとっての一つの境界線なのだと思います。
予定に追われるのではなく、自分でその日の時間の使い方を決められる。
私は、そういう時間を残しながら収入と資産を増やしていきたいですね。
余白は「守り」ではなく、チャンスを狙うための余力でもある
AI:一方で「余白を大切にする」という考え方は、ともすると「挑戦しない理由」や「リスクを取らない言い訳」にもなりませんか?
慎重になりすぎてチャンスを逃している可能性については、どう考えていますか?
SK:私は、余白があるからこそ、さまざまな選択肢を持てると考えています。
余白の使い道は、遊びや休むことだけではありません。
未来への「植福」もその一つです。
時間やお金に余裕があれば、将来につながることへ時間を使ったり、新しいことを始めたりすることもできます。
だから、余白があることでチャンスを逃すとは思っていません。
むしろ逆です。
余白を活用することで、チャンスがやってきたときに狙い撃ちできる。
お金も時間もすべて使い切っていたら、本当に良い機会が来ても動けません。
私にとって余白とは、守りに入るためのものではなく、必要なときに動くために残している余力でもあります。
まず1件挑戦する。ただし、外野に惑わされない
AI:最後に、これから不動産投資を始める人が、周囲の「○室買った」「家賃年収○万円」「FIREした」といった情報を見て焦っているとします。
これまで5室を購入してきた経験を踏まえて、一つだけ伝えるとしたら何でしょうか?
SK:まず、始めようと思ったのであれば、1件でもいいから挑戦してほしいと思います。
挑戦しなければ、次の扉は開きません。
私自身も2020年に280万円の中古区分マンションを1室購入したところから始まりました。
最初から5室持っていたわけではありません。
1室買ったから分かったことがあり、その経験が次の物件につながりました。
ただし、他人が何室買ったとか、いくら稼いでいるとか、そういう外野の言葉に惑わされる必要はないと思います。
自分の軸をしっかり保つことが大切です。
挑戦はする。
でも、他人のペースではなく、自分のペースで進む。
私はそれでいいと思っています。
挑戦する。でも焦らない。それが今の私の投資スタイル
今回、AIとの対談を通じて自分の考え方を改めて整理してみると、私の不動産投資に対する姿勢は、「挑戦する。でも焦らない。」という言葉に集約できるのかもしれません。
60歳までに月50万円のキャッシュフローを作るという目標はあります。
しかし、その数字を達成するために、家族との時間や自分の時間を犠牲にしたいとは思いません。
資産を一気に拡大する方法があることも理解しています。
それでも私は、自分が許容できるリスクの範囲で、一戸ずつ積み上げてきました。
他人と比較すれば、もっと速く進みたくなることもあります。
だからこそ、何のために資産を増やしているのか。そこを見失わないことが大切なのだと思います。
私の場合、資産形成の目的は単に資産額を大きくすることではありません。
人生の選択肢を増やし、お金にも時間にも余白を作ること。
余白があれば、家族や友人、自分のために時間を使えます。
未来のために何かを始めることもできます。
そして、本当に良いチャンスが来たときには動くこともできます。
これからも焦らず、しかし止まることなく、自分のペースで資産を積み上げていきたいと思っています。
あわせて読みたい実践記事
今回の対談では、私が不動産投資を続けるうえで大切にしている考え方についてお話ししました。
具体的な資金管理や物件購入については、以下の記事でも実体験を紹介しています。
👉 不動産投資は現金とローンどちらがいい?実際に現金で5室購入した大家の考え方